FAR不合格後の対策

FAR

USCPA試験には壁が存在しています。まず、予備校へのお布施というところからスタートし学歴評価、Nasbaへのお布施と様々な壁がそびえたっているのですが、第1回目FAR試験の壁というのほど大きい壁はないと思います。ちなみに私は2019年5月が初試験だったのですが、試験終了後撤退を真剣に悩みました。

第1回目受験については詳しくは下記のブログにて説明しているのでご参考にしていただければ幸いです。

今日は第2回目のFARを迎え撃つにあたって私がどのような準備をして挑み、FARを撃破することができたかについて語ってみます。私は他の最強ブロガー様たちほど凄くはないので弱者なりの生存戦略として参考にしていただければ幸いです。

不合格からのスケジュール

私は2019年5月にFAR第1回目を受けたのですが、そこから2019年8月にBECを受けているので5月~8月に関してはFARノータッチで8月~10月でFARを勉強しなおしました。また今後勉強時間についても考察は行いたいと考えていますが、ざっくりと第1回目は350時間・2回目は追加で150-200時間くらいかと思います。

アビ教へ入信したのが2018年12月なので、入信後勉強時間約500時間でFARを撃破することに成功したと言えるでしょう。個人的にTest window期間内で2つ受験は可能ですが、流石に1カ月以内とかだと詰め込み期間が短くなってしまうので難易度が高くなってしまうのでお勧めできません。(Test windowは2020年7月からなくなるようですが。)

不合格からの勉強方法及び対策方法

勉強方法

1度目の受験の時はテスト感がつかめていなかったということもあり、がむしゃらに勉強を繰り返してしまっていましたが、2度目の受験の時は「コンテンツ毎に暗記・計算(理論)のどちらか」を意識して試験対策をすることとしました。簡単にFAR1-3で私の分類分けを記載してみます。

暗記科目:Chapter 1, 2, 3, 7, 11, 12, 14

計算科目:Chapter 4, 5, 6, 8, 9, 10, 13

もちろん暗記及び計算の両方が入っているChapterもあるのですが、計算自体がそこまで難しくなかったり、コンセプトさえ理解していれば問題ないものを暗記科目としております。このように分類分けすることによって通勤中に勉強するものと家で集中して勉強するものというように分けていました。

また、計算を立て続けにやると疲れるしモチベーションが下がることもあるので、適度に暗記科目のところを解いていくという息抜きをしていると勉強はしているが疲れにくいという状況を作り上げることができました。

対策方法

恐らくこちらの方がFARに苦戦している方は気になっていると思います。実際私自身も悩みながら行っていましたが、主に5ステップをこなすことで合格に近づくことができたと思います。

a. 苦手論点の洗い出し

第1回目の試験が終わってから、確実に落ちたのがわかったのでこれだけは行いました。各論点の中で苦手な論点があるのでまずそこを洗い出しました。私の場合であれば3-5「Bank reconciliation」、6-4「Interest cost」、13-12「Corridor approach」といったような感じです。1回目の時はあまり理解すらできていなかったので2回目には少なくとも計算は理解した状態で挑んでいました。

また、これとは別に出やすい問題(頻出)がなんとなくわかったのでそこは意識して対策するようにしました。例えば、Pension expenseやDilutive Securitiesみたいな章は独立論点(複合問題が出しにくい論点)ですが、Inventory, Property, Revenue Recognitionみたいな章はTBS等で応用問題が出てきたときに間違いなく絡んでくるので完璧にするように心がけていました。

b. 教科書問題の仕分けをノートに行う

FARでもありがちなのが、MCやTBSの問題の答えを覚えてしまうということです。完全に解き方を理解した上で、覚えてしまったものは仕方ないですがアビ問で答えを覚えたところで本番には出ないので使えません。重要なのはコンセプトを理解できているかです。そこで2回目までに私がやったのは教科書問題の仕分けです。

教科書に書いてある問題だけを見て下を隠して仕分けするということを行います。これをすることで足りない分の演習を賄うことができたと感じます。そしてMC問題とは違い答えを覚えるということは中々難しいと思うので、コンセプト理解を確かめるのにうってつけです!

c. 毎日1冊分は教科書に目を通す(スキミングレベル)

FARはとにかく範囲が膨大なので準備するのが大変です。家でじっくり2時間、3時間と勉強してもchapterでいうと2つ程度MC, TBSを勉強するのが精いっぱいでしょう。そこで私が勧めるのがMC, TBSを勉強した章以外の教科書に目を通すということです。

例えば、Chapter12, 13を勉強した日であれば、1冊目のテキストに目を通すということです。およそ30分あれば目を通すだけなら可能なのでそうすることで論点が抜け落ちていくのを防止することができます。1度理解したら2度と忘れないというチートキャラMikeでもない限りこの方法はお勧めです。

d. ア〇タス直前対策の過去問を5年分及びAICPA問題を解く+回答覚えるレベルまで

言うまでもありませんね。やりましょう。受かりたいのなら過去問はきちんとやるべきです。

e. 直前2週間は毎日公会計

以前の記事から何度も言っているような気がしますがそれほどまでに公会計は大事です。この問題が即答できるか否かで精神的余裕に大きな差が出てきます。なので公会計の問題は毎日やるようにしましょう。1回目の試験の時はちなみに公会計勉強していたつもりでしたが、weakerだったので全くダメだったようです。

なのでAICPA→テキスト読む→公会計みたいな感じで1日を過ごしているとすぐ日が経っていきます。そして気が付いたら入信して1年が。。。。(笑)

最後に

多くの受験生を闇に葬ってきたFARですが、あなたが諦めない限り勝てる可能性はなくなりません。合格まで一緒に戦い続けましょう。キャッチフレーズはこれです

”諦めません勝つまでは”

辛いときはTwitter校生の仲間と絡みましょう。でも最後までやるかどうかはあなた次第です。私はあきらめが悪いので勝てるまで続けます。次回はFAR第2回目の心境について詳しく書いてみたいと思います!

Written by負けず嫌いの中の人

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