USCPA受験層について

USCPA

USCPA受験は長く孤独な厳しい試験となっています。予備校に入学を決めた人(入学金50万以上)の中でも受験までたどり着くことができるのは半分の50%程度くらいとのことです。受験者の多くは社会人でライフイベントも受験中に多くあるために、勉強より人生の充実を優先するといった方もいらっしゃることでしょう。

今日は皆さんが気になるUSCPAの受験者についての考察を行っていきたいと思います。またこういった方がUSCPAに合格する可能性が高いということを伝えていきます。(正直最後は個人によるということは否めないですが)

まずUSCPAの受験者を分類わけしていくと大雑把に下記の表のように、5種類くらいのタイプの受験生がいるのではないかなと思います。今回の要素は英語力・会計力の2つを使用して経理経験等は考慮しないとしております。それぞれの受験者を下記のように名付け可能性について考察していきます。(中級を入れると組み合わせの数が多くなってしまうのであくまで大雑把です。)

二刀流

名前の通り英語も会計もかなりの上級者です。おめでとうございます。CPAを受ける前からかなりの自己研鑽を積んできたことでしょう。そんなあなたはUSCPAに合格する可能性が非常に高いと考えられます。予備校選びや勉強方法を間違えなければ予備校が謳い文句で謳っている「1,000時間での合格!」「1年以内に合格可能です!」というのを達成できる層であると予想します。

このクラスの方々が間違えなければ1000時間というのは恐ろしいですね。。。1000時間の計算はちなみに平日2時間休日6時間を毎日欠かさずに行って約1年の勉強時間となります。これが長いか短いかは人によると思いますが、明らかにハイスぺな方でもこれだけかかるテストなのです。

会計マン

これは大学時代に経営や商学部を卒業して簿記を勉強して企業の経理部に配属されましたという層に多いタイプだと推測します。グローバル企業や商社で働いていて、簿記1級まで取得した方が海外駐在やさらなるキャリアップを狙ってUSCPAを勉強し始めるのがこの会計マン達です。

FARやBECに関してはほとんど間違いなくAdvantageを持っており、経理で内部監査対応等を行っている人間であればAUDにも精通していることが予測されます。この層であれば英語力の問題で読み間違い等は考えられますが、単語からしっかり暗記すれば合格の可能性は高いと考えられます。簿記1級まで取得されている方は勉強への耐性でも問題ないでしょうが、2級の人だとちょっと?がつきますね。

英語マン

はい、何を隠そう私ですね。英語できるからUSCPA合格できると思って予備校に入ったタイプの人間です。正直言ってこの層が一番痛い目を見るのがUSCPAだと考えています。はっきりと言っておきます。「USCPAは英語のテストではありません。」いいですか。「USCPAは英語のテストではないのです。」

↑大事なことなので二回言いました。

事実として受験者層の英語力が高いのは事実ですが、あくまで簿記や会計知識のある人間が更なる高みを目指そうというスタンスが多いのであって英語ができるからUSCPA取得というのは中々に痛い目を見ます。私自身FAR合格するまでは100回くらい受験を辞めようと思いました。

英語ができるからと言って安易にUSCPAに飛びつくのはやめましょう。痛い目を見ます。信念と覚悟がないと絶対にあきらめることになります。

公認会計士

問題ありません。頑張ってください。(笑)

JCPA時代に3000時間以上勉強をされていて、更に1000時間弱を付け足すだなんて尊敬しか生まれません。

子犬

USCPA資格を取って人生逆転を目指そうという方たちですね。予備校はTOEIC500からの合格というようなことも宣伝していますが、現実的には難しいのではないでしょうか。不可能かと言われるとそうでもなく、不屈の魂と努力の積み重ねがあれば合格は可能です。

某Twitter校で勉強会主催者の1人の方も全科目合格されていますが、TOEICの点数も高くなく会計資格もなしで受験し始めたと述べていたので不可能ではありません。ただ、かなり険しい道になることは覚悟しておいた方がよさそうです。

まとめ

話を聞いていても、経理・会計監査に従事している方の方がUSCPAは向いている試験だと感じます。全く無関係の職種についているとモチベーションの維持というところでもかなり難しいためにキャリアアップの一環として取得するというのが自然の流れなのではないでしょうか。

ただ、資格を取って専門職としてのキャリアを歩んでいきたいと考えるのであれば20代までであればポテンシャル採用でそういったことも可能かと考えます。USCPAを始めるのであれば間違いなくAbitusが近道です。

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