社会人2年目が語る会社飲み会の実態

大企業

私は従業員1000人を超えるようなグローバルメーカー(笑)で働く社会人2年目です。なぜグローバルメーカー(笑)と書かせていただいているかということはこの記事を読んでいただければ理解できると思います。日本企業のメーカーというのは客観的数値だけを見ると意外とグローバルに見えるんですよね。

日本企業がグローバルに見える理由としては、海外M&Aによる従業員比率の外国人割合・製品の海外販売による海外売上高比率・キラキラした駐在員の話等色々とありますが、実際に入社してみると“グローバル企業”ということを実感させられます。今日は入社間もない若手が間違いなく経験するであろう飲み会について詳しく書いていきたいと思います。(同期会等楽しい飲み会は除く)

頻度

飲み会のグレードを3つに分けてそれぞれどの程度開催されているか分析してみます。

大飲み会:開催人数20以上…事業部での飲み会等がここに該当します。だいたい上期・下期に加えて歓送迎会(3回程度)で合計年5回程度となります。

中規模飲み会:開催人数8-20人程度…課の飲み会であったり、若手のメンバー集めて飲んでみようだったりと種類は色々ありますが月1度は開催されています。

小規模飲み会:開催人数2-8人程度…いつでも開催されています。特に課長クラスの方でこの小規模飲み会が好きな方は多いと思われます。

↑家族のためにも早くお家に帰宅して欲しいですね。。。

準備

飲み会が開催されるとなるとめでたく幹事がおえら方から拝命を受けることとなります。基本的に若手もしくは転職者の若手が飲み会の準備を任されることとなります。飲み会の準備についてまとめてあるブログは他にもたくさんあると思いますが、下記に簡単にまとめてみたいと思います。

拝命→開催日程を全体に送付及び出欠確認→おえら方に挨拶のご依頼(乾杯、中締め、締めの挨拶)→お店の選定→お店及び当日詳細を全体に送付→当日の席決め方法決定→司会→お会計→お金回収

簡単にまとめて見ましたが、こんな感じとなりますね。ちなみにこれ全てやるのに勤務時間10時間近く費やすこともざらです。日本企業が生産性低いと言われるのもわけないですね。若手が仕事できずにせこせこと席決めカードを作らないといけないのですから(笑)

早くこんなどうでもいいこと外注するか社内懇親会(立食パーティー)Onlyにすればいいのに。。。

当日の流れ

準備までで既に嫌になっている方が多いかと予想されますが、さらに地獄なのが当日です。乾杯挨拶から始まってまず1次会が18時30分ごろから始まります。そして最後の「よーーーーーっぽん」を経て一旦21時ごろ一次会が解散となります。

この後が問題です。外に出て、「えー2次会どうするー行く~?」という謎問答が起こります。幹事は2次会の場所をきっちりと確保しているというのに、お店の外でいつもこのようなやり取りが行われます。ソリューションとしては2次会に参加する人は最初から出欠取っておけばいいとか思うのですが、暗黙の了解でやらないんですよね。

そこで、2次会がおよそ21時半からだらだらと続き23時半~24時まで居酒屋・カラオケ・スナックの三択で滞在をすることとなります。そして終電間際になって、終電を逃すまいと帰るというのが基本的な流れとなります。

より羽振りのいい(迷惑な)上司等と飲みに行っている場合はタクシー代出すからもっと飲もうよと朝までコースになることもありますね。楽しさが残らない挙句、お金は回収されるという自分は何のためにお金を支払っているかわからないという現象が起こるのがこの飲み会というものです。勇気のある方は18時30分~24時で残業代申請してみましょう。日本もそのうち変わっていくかもしれません。(笑)

当日の会話内容

これに関してはテーブルにもよりますが、基本的に年次が高い人間がしゃべっています。気を遣っているのかどうなのかわかりませんが、○○さんが海外駐在していた時は~~~等の話を永久にしています。若手は○○さんも知らないしそんな話に興味もない中、必死の相槌を打ちながら聞くということが役割となっています。

典型的な老舗メーカーは平均年齢が40を超えてくるのでまず共通の話題というものがないので、唯一共通であると考えている社員の話をしているのでしょう。ただ若手の方からすると全くこれすら共通の話題ではありません(笑)

まとめ

会社の飲み会ってほんとに面白いことないですよね。誰が事業部の先輩にプライベートの相談なんてしたいと思うのでしょうか。20年前の終身雇用がちがち・組合万歳時代であればそういう時代錯誤のことも許容されていたのかもしれませんが、今の時代にこれはやっぱり理解できないですよね。

しかも飲み会のお金ってなぜか一番お金がないはずの若手が立て替えるんですよね。まあ今の社会の若手は搾り取られるという構図と全く同じですね企業でも。。。ということで社会人になると飲むのが嫌いになる人が一定数現れるというのは個人的には非常に納得です。

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