USCPAの受験プロセス

USCPA

USCPA受験を決めた際に最も困難となることの一つが、受験するまでのプロセスです。そもそもUSCPAがアメリカベースの試験であるので、日本人である我々にとって非常に難しいのは想像に難くありません。ただそれにしても受験させる気がないのかと思うほど難しい手順となっています。

予備校のサイトにはもちろんわかりやすくプロセスは書いてくれているのですが、下記に自分なりにプロセスをまとめて書いてみました。また受験プロセスの中で困難となることについても書いてみたので、参考になれば幸いです。

主に以下の5つのプロセスがあります

学歴評価

ここが一番厄介といっても過言ではありません。アメリカで教育を受けていない我々は、学歴評価というものを受けなければなりません。USCPAでは一定の教育を受けた人間にしか受験資格を与えないようにできているので、アメリカでの教育と同等のレベルの教育を受けたという証明のためにこのプロセスが必要です。

NASBAというところに学歴評価をしてもらうため、自分の大学の卒業証明書+成績証明書の送付が必要となります。送付自体アメリカに送る必要があるのと、届いてから1~2カ月程度評価に時間がかかるため、結局学歴評価のためだけに待ちぼうけを食らうこととなります。

ただ基本的に日本の大学を卒業されている方であれば、学歴評価の時点で受験資格がないという方は出ないと思うので安心してください。なので、ここでやるべきことは一秒でも早くNASBAに書類を提出するということです。ここがUSCPA最速合格には必須です。

単位取得

USCPA受験のためには、会計単位及びビジネス単位を一定数取得していることが必須となります。(例:ワシントン州―会計単位24単位、ビジネス単位24単位)そのため多くの方は足りない単位を取得するというプロセスが必要となります。

大手の予備校はこのあたりはアメリカの大学と提携して単位取得ができるようになっているので心配せずに予備校に頼っていきましょう。単位取得は学歴評価と並行して行うことが可能なので、取得可能だと判断したらどんどん取得を行っていきましょう。

ちなみに大手予備校A社の方は単位取得に関しては自宅受験が可能なことに加えて、ほとんどテキストと同じ問題が出るので一切勉強をせずとも単位取得をすることが可能です。

↑これがいいとは思いませんが、効率的にUSCPAを取得するためにはありだと思います。

特にグアムの見切り受験をする方以外は単位取得をしてからの出願となるために、単位取得のスピードはスムーズな受験に必須となります。単位数の確認のためにも1度予備校にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。A〇tusであれば無料で相談に乗ってくれるのでぜひ下記より説明会に参加してみてください!

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

出願

ここは出願する州によっても異なってくるのですが、グアムでしたら見切り受験が可能なので単位取得前から出願が可能です。他の州に関しては単位がそろったのちに出願という形になります。出願時に出願料を払うのですが、支払いは出願料+受験料(科目数分)の支払いとなります。

ここで重要なのが、NTSの失効は6カ月以内で失効前までに受験する必要があるのですが、出願料は毎回受ける度にかかってしまいます。(約$150)そのため1科目受けようが、4科目受けようが同じくらいの出願料がかかってしまうので可能な限り一気に受けた方がお得となります。

まだ若くてお金があまりないという私の様な方は何科目6カ月以内に受けることができるかということを真剣に考えて出願しましょう。

試験会場予約

出願プロセスが終わると、NTS(Notice to Schedule)というものが届きます。その後、自分が受験する地域を選ぶことができるのですが、プロメトリックセンター(約300か所)のどこで受験するかということを選択します。

日本(東京・大阪)を選択するとInternational fee(約$350)がかかります。4科目ストレートで受かっても受験料だけで25万円近くかかってしまいます(泣)。

受験

また受験当日の事に関しては今後詳しく書いてみたいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。少しは受験プロセスに関してイメージすることができましたか??個人的にはやはり学歴評価は厄介だったと思います。また、クリスマスの時期等に学歴評価を行おうとするとアメリカが長期休みに入ってしまっているため、通常より長い時間評価にかかったりすることがあります。

また何かわからないことがあれば、気軽にご質問ください。一人でも多くのUSCPA受験生の役に立つことができていれば幸いです。

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