新卒社内ニートの苦悩

大企業

新卒入社の皆さん会社ってどんなところかあまりイメージできませんよね。僕も全く想像できませんでした。入社前のイメージでは

“高いオフィスビルで座ってコーヒーとか飲みながら商談している”

みたいなミーハーなイメージしかなかったです。

前回「会社って暇?新卒大企業の一年目が語る社会人のリアル」でも多少語らしてもらいましたが、社内ニートがどのような悩みを抱えているか皆さんにシェアしていきたいと思います。

以前も書きましたが、下記が私の現在の一日のスケジュールです。(半年間程)

7時:起床

9時:出社

9時―11時:メール等作業

11時―12時:昼休みをウキウキしながら待つ(冗談です)

12時―13時:昼食

13時―18時:たまに来るメール電話対応及び暇つぶし

仮にも総合職で入社してきて行っていることがこれだけだと将来の不安がどんどん募ってきます。「自分に仕事が任されていないのは自分ができないからなのかなぁ」「仕事がないのは事業に仕事がないからなのかなぁ」

このように考え出すとかなり将来について心配になり、下手をすると転職等も考え出してしまうかもしれません。しかしながら、そんな時周りを見渡すとひたすら社畜のように働いている先輩方。。。(笑)でも心配しないでください、新卒で特にメーカーの様な業界に入っていると先輩も扱い方を分かっていないということが非常に多いのです。

新卒ニートになってしまう原因としては主に3つです。

会社の方針的に1年目に仕事をあまり振らないようにしている

会社も多額の費用をかけて採用が決まった新入社員にやめられては非常に痛手です。そこで、1年目の間は責任もそこまでない仕事(利益に全く関係ない仕事)を振っておこうという方針をとることがあります。これは主に長年続くようなメーカーに多い傾向があります。

よく考えてみたらそれもそのはずです。誰だが正直よくわかっていないような人物に重要な仕事を任せられるわけがありません。私が上司だとしても最低限「こいつにまかしておけば大丈夫だ」と思えるようになるまでは、そこまでの仕事は振ろうとは思いません。

この場合はそこまで心配しなくて大丈夫です。2年目からは嫌でも仕事が振ってくるようになるので1年間暇×定時退社を謳歌してなにか自己研鑽に励みましょう。

上司が上手く部下を使えていない

日本の企業ではマネジメント(管理職)と従業員という明確な区切りはありません。海外の場合だとMBA等を取得した人間が即マネジメント職について、責任及び職務を割り振っていくというのが基本です。しかし日本は従業員がそのまま管理職になることがほとんどです。

つまり、はっきり言えば上司は「マネジメントというものをろくに知らずに上司になる」のです。もちろん多少の研修等はありますが、PL,BSもろくに読めない使えないような人間が上に立っても部下を納得させるような説明ができるわけないでしょう。

私自身の問題というか上司のマネジメント力不足という問題点にそれに気づいた私は、少し心が軽くなり仕事がない自分は「上司が管理できないのが悪いんだろう」と考えるようになりました。(責任転嫁しすぎ)

まあでもなんのプロジェクトにもアサインされず、仕事もそんなに振らないなんてことしてたら部下が暇になるの当たり前ですもんね。

そこで考え方を変えて、社内の場は自己研鑽の場であると考えるようになりExcelのショートカットキーをひたすら練習する。それすら飽きたら英語の記事をひたすら読む。(何の記事読んでても周りから見たら英語にしか見えないしわからないのでお勧めです)

本人に全くやる気がない

一番これが問題かもしれません。人生とりあえずだらだら過ごしたい系の人に多いと思われますが、本人に全くやる気がなく社内ニートに陥る場合があります。この場合は問題が内側にあるので、対処は自分自身に対して行う必要があります。

もう一度自分がなぜ就職したのかということを初心に帰って思い出して仕事に取り組んでみましょう。もし人間関係等で悩んでいる結果やる気が出ないのであれば転職も視野に入れてみましょう。

最後に

正直言って社内ニートは社内で忙しく働いているより何倍もつらいです。なぜなら社内ニートはやることがないからです。やることがないと人間は「私が無能だから仕事ではないのか」とか「この組織に私の居場所なんてないんじゃないだろうか」といったようなことを考えてしまうからです。私も実際よくそういった考えに至っていました。

ましてや、配属されたら同期なんていないに等しいですから、先輩にこんなことを相談するわけにいかず悶々と悩むことになるわけです。学生期間と比べて社会人は長いので、短期的な目線で物事をとらえるのではなく将来的なことも考えたうえで決断は下すように心がけましょう!

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